テラスSCの新製品!2階用(造り付けバルコニー用屋根タイプ)が発売!

こんにちは、コウケンネットの池本です。

大人気のLIXILさんのSCシリーズ。
カーポートSCのラインナップもどんどん増えていますが、お庭に取り付ける屋根の「テラスSC」もラインナップが増えてきました。

2024年5月までは、独立タイプのテラスSCのみでした。
この商品も人気で、様々な照明や「駆体すき間ふさぎ材」など、オプションも充実しています。

2024年6月から現在の独立タイプに加えて「壁付タイプ」が新たに加わりました。
壁付タイプが加わったので、2階のバルコニーにもテラスSCが取り付けられるようになりました!

これからのテラスSCは

  • 独立タイプ1階用
  • 壁付タイプ(テラスタイプ)1階用
  • 壁付タイプ(造り付けバルコニータイプ)2階用

のバリエーションになります!

今回はこの中で2階用の造り付けバルコニータイプを詳しく解説していきます!

■概算金額が知りたい方はこちらからどうぞ
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テラスSC2階用(造り付けバルコニー屋根タイプ)の概算金額

目次

テラスSC造り付けバルコニータイプの商品仕様

まずは商品仕様を解説していきます。

テラスSC 2階用のサイズ

まずはサイズを確認していきます。

テラス屋根は「間口」と「出幅」と「高さ」でサイズが決まります。

まず間口に関してです。

  • 間口1.5間(2,767mm)
  • 間口2.0間(3,677mm)
  • 間口2.5間(4,587mm)
  • 間口3.0間(5,497mm)

1階用と比較すると数ミリの違いはありますが、ほぼ同じ大きさです。

出幅に関してですが、造付けバルコニー用屋根タイプは少しイレギュラーなサイズ設定です。
一般的なテラス屋根は「テラス本体の出幅」が設定されていますが、テラスSCの場合は「駆体出幅」という表現になっていて、ちょっと分かりづらいかもしれません。

テラスSC造り付けバルコニー屋根タイプのセット価格表

このミリメートルのサイズが柱の外側から屋根先(住宅の外壁)までの本体サイズです。
下図の赤い矢印の寸法です。

  • 駆体出幅4.5尺(1,032mm)
  • 駆体出幅6尺(1,478mm)
  • 駆体出幅7.5尺(1,924mm)
  • 駆体出幅9尺(2,371mm)
テラスSC造り付けバルコニー屋根タイプの出幅寸法

柱の左側に固定金具が見えると思います。
この固定金具が出幅方向にスライドして調整することができます。
各サイズが、どれくらいの範囲で調整できるかも示されています。

注意点としては、一般的なテラス屋根と違って、屋根がバルコニーよりも小さくなってしまうんですよね。

テラスSC造り付けバルコニー屋根タイプはバルコニー全体を屋根で覆うことができない

上図の赤い部分は屋根がありません。

サイズの最後、高さに関してですが、標準柱は約2m。
多くの場合はこのサイズで大丈夫だと思いますが、約2.2mの柱もあります。
・・・でも金額が結構上がってしまうんですよね。

上の価格表にも載っていますが、定価で62,000円のアップです。

テラスSC 2階用のカラー

カラーに関しては従来の独立タイプから変更ありません。

シャイングレーF、ナチュラルシルバーF、ブラックの組み合わせが選択できます。
天井が木調色も選択できますが、その場合は本体がブラックになります。

テラスSCのカラー

テラスSCの真骨頂と言えば、ウッドデッキの上に木調色のテラスSCを取り付けるパターンです!

テラスSC造り付けバルコニー屋根タイプをウッドデッキの上に設置したイメージ

バルコニーに「軒空間」を作ることができます。

これまでは以下の写真のように1階でこのような軒空間を作ることができていました。

屋根材:ブラック+オーク

バルコニーにも対応できるようになったので、生活の幅が広がりますね!

ちなみにバルコニーに設置する人工木ウッドデッキですが、これまでは「レストステージ」という商品のみ対応していたのですが、現在ではLIXILさんの人工木ウッドデッキすべてが対応しています!

オプションについて

オプションに関しても従来からのテラスSCと同じと思ってもらってOKです。

  • スタイルシェード
  • 物干し
  • シームレスラインライト
  • ダウンライト
  • 人感センサ

など人気のオプションにはすべて対応しています。

カーポートやサイクルポートも含めて、SCシリーズで最も人気なのは照明(ライト)です。
金額も上がってしまいますが、SCシリーズのデザインに調和したダウンライトとシームレスラインライトは大人気のオプションです。

テラスSC造り付けバルコニー屋根と独立で異なる所

上の方でも少し触れたところはありますが、従来からの独立タイプとの違いを見ていきます。

柱のサイズ

独立タイプのテラスSCは161mm×90mmでした。外壁に固定せず独立で建っているので、柱が結構太めだったんですよね。

壁付タイプ(1階用・2階用ともに)は、90mm×90mmとスリムになっています。
柱だけではなく住宅の外壁にも固定するので、独立タイプより柱が細くなっています。

テラスSCの柱サイズの違い

ただし、1階用の壁付タイプに関しては単純に柱が細くなっただけですが、2階用(造り付けバルコニー用屋根タイプ)に関しては、バルコニー自体に固定する金具が追加されます。これは次項で解説します。

柱の固定方法

一般的なテラス屋根と同様に2階用のテラスSCも柱はバルコニーの外壁に固定します。
※柱はバルコニーの床から多少浮いています。

バルコニーの外壁に固定する金具はテラスSC専用で、調整機能も付いています。

テラスSCの柱固定部品

このようにスライドして出幅(柱位置・屋根位置)を調整することができるので、上の方でも説明しましたが、対応できる出幅に幅があります。

この柱固定方法は1階用のテラスSCとは大きく異なりますし、一般的なベランダ屋根ともかなり形状が異なります。

テラスSCの金額

テラスSCは「独立タイプ」「テラスタイプ(壁付)」「造り付けバルコニー用屋根タイプ(壁付)」の3パターンから選択できますが、金額は順番に上がっていきます。

価格表は以下の通りです。

テラスSCの価格表

独立タイプよりテラスタイプの方が、外壁に固定する部材分高くなっていて、さらに造り付けバルコニー用屋根タイプには柱固定部材が含まれるので金額がUPしています。

テラスSC造り付けバルコニー用屋根タイプのメリット・デメリット

はい、ここまで商品仕様や従来の商品との違いを見てきましたが、メリットとデメリットを考えていきます。

メリット

まずはメリットから挙げていきます!

  • あのテラスSCが2階にも!
  • バルコニー用のウッドデッキと合わせられる
  • 夏場の窓にかかる直射日光を完全にカット
  • すき間がないので窓際への雨の吹込みがなくなる

SCシリーズが発売された時「今までにないデザイン」で話題になりました。
カーポートから始まりサイクルポートやテラス屋根のバリエーションが発売されましたが、ようやく2階バルコニーにも設置ができるようになったのは大きいと思います。

バルコニー用のウッドデッキもバリエーションが増え、バルコニーを軒空間として楽しめるようになりました。

ダウンライトやシームレスラインライトなどのかっこいい照明と組み合わせると、さらに高級感が増します。

デメリット

続きましてデメリット。

  • 他の商品と比較して金額が高い
  • 屋根のサイズが小さい
  • 柱固定部材がごつい
  • 日光が当たりづらくなる

やはり一番のネックとなるのは金額だと思います。独立タイプのテラスSCの1.3倍くらいの定価です。

次のデメリットは屋根が出幅方向に小さいことですね。
バルコニーの手すりまで屋根が届かないので、手すり側は床まで雨で濡れてしまいます。

見た目に関しても注意が必要です。

外から見る分にはシャープでかっこいいですが、中から見ると柱を固定している部材が結構ゴツいので気になる人はいるかもしれません。

まとめ

今回はテラスSC造り付けバルコニー用屋根タイプを解説してきました。

メリットもあればデメリットもあります。
これはSCシリーズ全体的に言えることです。

でも唯一無二のデザインが2階バルコニーでも楽しめるのは非常に大きな変化だと思います。

個人的には面白い商品だと思っています!

バルコニーって洗濯物を干すことがメインになることが多いと思いますが、最近では乾燥機を使って外に干さないケースも増えていますし、バルコニーはお布団を干すだけ、という方も多いんじゃないでしょうか。

せっかくのバルコニーを生活空間の一つにすることができてしまうテラスSC。

「バルコニスト」という言葉があるくらいバルコニーの使われ方も多様化しています。

一つの選択肢としてテラスSC造り付けバルコニー用屋根タイプも検討してみる価値はあると思います。

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テラスSC2階用(造り付けバルコニー屋根タイプ)の概算金額

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この記事を書いた人

リクシルのエクステリア商品の専門家。
約20年、外構エクステリア業界に携わっています。
日本全国のお客様と60,000件以上関わらせてもらいました。
使い勝手が良く、コストを下げる提案が得意です。

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