お庭で過ごすとき、通行人や近所からの視線が気になって落ち着かない…そんな経験はありませんか?
プライバシーを守りつつお庭を有効活用するには「目隠しフェンス」の設置がおすすめです。特にLIXIL(リクシル)のアルミフェンスはデザインや機能が充実しており、木目調のタイプも人気を集めています。
アルミ素材ならではの丈夫さと、木のぬくもりを感じる見た目の両方を叶えられるのが魅力です。
本記事では、庭に目隠しフェンスを設置するメリットから、LIXILアルミフェンス(木調タイプ)の特徴とシリーズ紹介、さらに失敗しないフェンスの選び方や設置時の注意点までを分かりやすく解説します。
初めてフェンス設置を検討する方でも安心して読める内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
庭に目隠しフェンスを設置するメリット
まずは、お庭に目隠しフェンスを設置することで得られる主なメリットを見てみましょう。プライバシーの確保はもちろん、防風・防音効果やデザイン面での利点もあります。それぞれ詳しく解説します。
プライバシー保護で安心感アップ

目隠しフェンス最大の目的は、やはりプライバシーの保護です。外からの視線を遮ってくれるので、家族でお庭で過ごす時間も人目を気にせずリラックスできます。
例えばバーベキューやガーデニングをしている様子が隣家や通行人から丸見えだと落ち着きませんが、フェンスがあれば安心です。
さらに、フェンスで外から中が見えにくくなることで防犯効果も高まります。在宅かどうかを外部から判断されにくくなり、不審者の侵入抑止につながるからです。
ただし、目隠しフェンスで囲われた空間は逆に侵入者が入り込んだ際に周囲から気づかれにくいという点もあるため、防犯面ではセンサーライトを併用するなどの工夫も検討すると良いでしょう。
風よけ・防音効果で快適なお庭に
目隠しフェンスには風よけや防音の効果も期待できます。壁のように障壁を作ることで強い風の勢いを和らげ、庭に吹き込む風を減らすことができます。
実際、比較的すき間の少ないデザインのフェンスを設置すると風の通り道が変わり、防風効果が得られるとされています。特に周りに建物がなく風当たりが強いお宅では、フェンスがあるだけで体感的な風の強さがかなり違います。
またフェンスは物理的な壁になるため、音を遮る役割もあります。道路沿いで車の走行音が気になる場合や、近くに駐車場があって人の話し声が響くような環境では、防音性能に優れたタイプの目隠しフェンスを設置すると良いでしょう。
完全に音をシャットアウトすることは難しいものの、ない場合と比べればかなり騒音が軽減されます。ただし、防音フェンスを設置することで音の反射が生じ、かえって周囲に音が響くケースもあるため、防音性能については過度に期待しすぎず参考程度に考えてください。
デザイン性向上でおしゃれな外観に
目隠しフェンスは実用面だけでなく、お庭のデザイン性を高めるアイテムでもあります。フェンスのデザインやカラーを住宅の外観や庭の雰囲気に合わせて選べば、家まわりの印象がぐっとおしゃれになります。
例えば木調フェンスを使えば、植栽との相性も良く自然な雰囲気に仕上がりますし、モダンなアルミカラーを選べばスタイリッシュな外構が演出できます。
フェンス自体にハンギングプランター(吊り鉢)を掛けて花やグリーンを飾ったり、つる性の植物を絡ませて壁面緑化風にしたりといったアレンジも楽しめます。こうした工夫で、お庭がまるで一つのプライベートガーデンのような空間に生まれ変わります。
また、フェンスを設置して境界を明確にすることで外構全体に統一感が生まれ、建物と調和した美しい外観デザインに仕上がるという効果もあります。
庭に目隠しフェンスを選ぶ際に知っておきたいLIXILアルミフェンスの特徴とおすすめシリーズ
次に、具体的な製品選びのポイントとしてLIXILのアルミフェンスに注目してみましょう。
アルミ製フェンスは耐久性やメンテナンス性に優れ、木調デザインも充実しています。ここではアルミフェンスならではの特徴や、最近人気の木調フェンスとは何か、そしてLIXILでおすすめの代表的な目隠しフェンスのシリーズについて紹介します。
アルミフェンスの耐久性とメンテナンス性
お庭に設置するフェンスですから、雨風や日差しに長年さらされても丈夫で長持ちする素材を選びたいですよね。その点アルミ製フェンスは非常に耐久性が高く安心です。
アルミは錆びにくく強度が高い素材で、多くのフェンス製品に使われています。一般的な木製フェンスのように数年で腐ったりボロボロになる心配がなく、30年以上もつとされるほど長寿命です。
さらにアルミはお手入れの手間が少ないのもメリットです。塗装が剥げたり腐食したりしにくいため、基本的にはメンテナンスフリーと言われています。
もちろん長く美観を保つために、汚れが気になったら水洗いする程度のお手入れは必要です。砂ぼこりなどが付着したままだと表面のくすみやシミの原因になるため、年に1~2回は柔らかい布やスポンジで水拭きし、中性洗剤を薄めて汚れを落とすと良いでしょう。
洗剤を使ったあとはしっかり水で洗い流し、乾拭きして仕上げます。特に車の通りが多い道路沿いや海沿いの塩害地域では、排気ガスや塩分による汚れが付着しやすいので、少し頻度を上げて掃除することをおすすめします。
このようにアルミフェンスは頑丈でお手入れ簡単。木製のように定期的な塗り直しや防腐処理も不要なので、忙しい方や長く安心して使いたい方にピッタリです。
最近人気の木調フェンスとは?

ここ数年でエクステリア業界では「木調フェンス」が人気急上昇中です。一見すると天然木の板を並べたように見えるフェンスですが、実は素材はアルミという製品が多く出ています。
アルミ形材の表面に木目柄のシートをラミネート(ラッピング)加工しており、細部までリアルな木の質感を再現しているのが特徴です。強度や耐久性は通常のアルミフェンスと変わらず、見た目だけが木目になっているので、「見た目の温かみ」と「メンテナンス性」を両立できる優れものなんです。
天然木のフェンスは経年劣化で色あせ・腐食が避けられず手入れも大変ですが、木調アルミフェンスなら腐る心配もなく塗装も不要なので、長期間きれいな木目を楽しめます。
LIXILをはじめ各メーカーで様々な木調色が出ており、明るいナチュラルカラーからシックなダークブラウンまで選択肢が豊富です。実物の質感や色味はメーカーごとに少しずつ異なるため、こだわりたい方はショールームで確認すると良いでしょう。
木調フェンスはお値段が少し高めという印象があるかもしれません。しかし最近では片面(片側)だけ木目シート貼りにしてコストを抑えた製品も登場しています。
例えばフェンスの道路側や外から見える側のみ木目仕上げにし、家の内側はアルミ無地カラーにすることで価格を抑えることができます。両面を木目にするタイプより片面木調の方が安価で、フェンス枚数が多いほどその差は大きくなります。予算に応じてこうしたタイプを選ぶのも一つの方法ですね。
LIXILの代表的な目隠しフェンスシリーズ(フェンスAB・プレスタフェンス 他)
それでは、LIXILが展開している代表的なアルミ製目隠しフェンスのシリーズをいくつかご紹介しましょう。LIXILはエクステリア大手メーカーだけあって種類が豊富ですが、中でも人気のシリーズとしてフェンスABやフェンスAA(木調フェンス)、旧来より親しまれているプレスタフェンスなどが挙げられます。
フェンスABシリーズ
プライバシー重視のデザインが充実した最新シリーズです。従来LIXILで展開していた「ライシス」「プレスタ」「セレビュー」といったフェンスシリーズが、このフェンスABシリーズにモデルチェンジする形で統合されました。
フェンスABには目隠し性能が高い完全目隠しタイプから、適度に風を通すルーバータイプまで多彩なデザインが揃っています。全19種類ものバリエーションがあり、住宅に合わせて選びやすいのも魅力です。
例えば横板に細いすき間がある半目隠しデザインや、斜めルーバーで角度によって視線を遮るデザインなど、特徴が分かるようになっています。旧プレスタフェンスで人気だった横ルーバー(8型)も、フェンスABでは継承されており、正面からの視線をほぼ完全に遮りつつ風は通す設計です。

フェンスAAシリーズ
アルミ形材フェンスに両面木調仕上げを施した高級ラインです。LIXILが特に木の質感にこだわって開発したシリーズで、まるで家具のように上質なリアル木目のフェンスが実現します。
デザインは全10種類あり、横板の目隠しタイプからルーバータイプまでバリエーション豊富です。両面が美しい木目柄なのでお庭側から見てもフェンス裏面のアルミ色が目立たず、高級感があります。

その分価格は少し張りますが、本物の木さながらの温もりある見た目と、アルミの頑丈さを両立したい方におすすめです。カラーバリエーションも豊富で、チェリーウッドやオークなど住宅のテイストに合った木調色を選べます。
この他にも、LIXILにはハイミレーヌR(丸みのある高尺フェンス)やセレビュー(格子と板を組み合わせたデザインフェンス)、サニーブリーズ(光や風を通す半目隠しフェンス)など様々なシリーズがあります。
それぞれ特徴が異なりますが、総じてLIXIL製フェンスは品質が高くデザインバリエーションも豊富です。お庭に目隠しフェンスを設置する際は、これら信頼できるシリーズの中からご自宅に合ったものを選ぶと失敗が少ないでしょう。
庭に合った目隠しフェンスの選び方
続いて、実際にお庭に設置する目隠しフェンスを選ぶ際に考慮したいポイントを解説します。
同じ目隠しフェンスでも高さや構造によって得られる効果が違いますし、住宅のデザインとの調和も大切です。ここでは「フェンスの高さ」「風通しと目隠しのバランス」「住宅デザインとのマッチング」という3つの観点で、最適なフェンス選びのコツをお伝えします。
フェンスの高さの決め方

まず重要なのがフェンスの高さです。目隠し目的であれば、人の身長より高いフェンスが必要ですが、高すぎると圧迫感が出たり法規制に触れる場合もあります。
一般的には地面からフェンス頂部まで約180cmもあれば、通行人の視線はほぼ遮れると言われています。これは人が立ったときの目線の高さを基準にしており、実際高さ180cm前後のフェンスは人気の標準サイズです。
ただし最適な高さは敷地の状況や目的によって変わります。例えばリビングのソファに座っているときまで外から見えなくしたいならもう少し高い方が安心ですし、ウッドデッキの上でくつろぐならデッキの高さ分を加味して2m以上のフェンスが必要なケースもあります。
一方でお庭全体をぐるっと高い塀で囲ってしまうと閉塞感が出てしまうため、「道路側はしっかり高め、隣家との境は必要最低限」など場所に応じて高さを変えるのも一案です。
また、極端に高いフェンス(例えば2m超)を設置すると風の影響を受けやすくなります。高さがある分、強風時にフェンスが倒れないよう支柱の強度確保も重要です。
台風の多い地域では、完全目隠しで高さのあるフェンスよりも、ある程度風が抜ける構造のフェンスを選んだ方が安全という考え方もあります。迷ったらまず180cm前後を目安にし、必要に応じてプラスマイナス調整するのが良いでしょう。
風通しと完全目隠し、どちらを選ぶ?
目隠しフェンスには、大きく分けて「完全目隠しタイプ」と「ルーバー(隙間あり)タイプ」があります。それぞれ一長一短があるため、お庭の環境や重視するポイントに合わせて選びましょう。
完全目隠しタイプは、パネル状で隙間がなく、真正面からの視線を完全に遮るフェンスです。外からは全く中が見えないのでプライバシー性は抜群ですが、その分フェンス本体から風がまったく抜けず、通気性はほとんど期待できません。リビングの日当たりや風通しまで遮ってしまう可能性がある点に注意が必要です。
また、完全に囲われた空間は不審者が入り込んだ際に周囲から気づかれにくいというデメリットもあるため、防犯面が心配な方は、フェンス内部に照明や防犯センサーを付けるなどして死角を作らない工夫をすると良いでしょう。なお、完全目隠しタイプでも防音性能を高めた特殊な商品も一部に存在しますが、一般住宅向けには選択肢が少ないのが現状です。
一方、ルーバータイプ(半目隠しタイプ)は羽板を重ね合わせたデザインで、斜め方向には視線を遮りつつ風は通す構造になっています。
正面から見ると板が重なって中が見えず目隠し効果がありますが、板と板の間にわずかなすき間や角度があるため風や光を適度に通すことができます。
近年のアルミフェンスは安全面からこのルーバータイプが主流になっており、「迷ったらルーバーフェンスを選ぶのがおすすめ」と言われるほどです。台風や突風の際に風を逃がす構造の方が倒壊のリスクが低いため、防災面でも安心感があります。
ルーバータイプにもいろいろ種類があり、隙間の幅が大きいものは風通し重視・目隠し控えめ、隙間がほとんどないものは目隠し重視・通風がやや控えめと、デザインで性能バランスが異なります。
目隠し率80%前後を一つの目安にすると、「程よい隠れ具合で圧迫感も少ない」として人気です。完全に閉じると息苦しいけど丸見えも困る…という方には、このような半目隠しデザインが向いています。
住宅デザインに合わせたフェンス選び
最後に忘れてはならないのが、住宅や庭のデザインにマッチしたフェンスを選ぶことです。いくら機能的に優れていても、家の雰囲気とチグハグでは外構全体の統一感が損なわれてしまいます。
フェンスの色・材質・デザインを決める際は、お宅の建築様式や外壁の色、門扉やカーポートなど他のエクステリア要素との調和を意識しましょう。
まず、カラーの選択ですが、アルミフェンスの場合、定番のシルバーや黒、ブロンズ系から木調色までカラーバリエーションが豊富です。モダンな建物にはダークグレーや黒、ナチュラルテイストの家には木調色やアースカラーがよく合います。玄関ドアや窓枠の色にフェンスの色味を合わせると、一体感が出てまとまりやすいです。迷ったときは家のサッシ(窓枠)カラーに合わせると失敗しにくいでしょう。
次に、デザイン・材質については、和風の住宅には縦格子デザインのフェンスや竹垣調のもの、洋風・カントリー調の家にはホワイトの板塀風フェンスやレンガとの組み合わせなど、それぞれマッチするデザインがあります。
一般的に縦格子は和風、横板は洋風のイメージが強い傾向がありますが、必ずしも決まりはなく、お好みで選んで問題ありません。最近はアルミと木調の組み合わせで和モダンを演出したり、シンプルなフェンスに植栽を添えてナチュラルに見せたりと、自由な発想でデザインできます。カタログや施工例写真をたくさん見て、「これ素敵だな」と思うテイストを探してみましょう。
また、敷地条件との兼ね合いも大切です。フェンスのデザイン選びには、敷地の形状や高低差も影響します。例えば傾斜地や段差がある場合、階段状にフェンスを設置できるタイプか、隙間ができにくい工夫がある商品を選ぶ必要があります。
塀(土留めブロック)の上にフェンスを立てるか、地面から独立柱で立てるかによっても見た目は変わります。塀の上に乗せる場合はブロック部分とのバランスを考え、ブロックを控えめにしてフェンス部分を目立たせるか、その逆かなどデザインの比率も検討しましょう。
このように、お住まい全体をコーディネートするつもりでフェンス選びをすると、お庭がより魅力的な空間になります。「建物を引き立てつつ、自分たちが落ち着けるデザインはどれか?」という視点で選ぶと失敗が少ないですよ。
庭に目隠しフェンスを設置する際に気を付けるポイント
最後に、実際に目隠しフェンスをお庭に設置する際に注意しておきたいポイントをまとめます。近隣への配慮や法律・条例の確認、そして設置後のメンテナンスについて事前に知っておくことで、トラブルを防ぎ安心してフェンスを使い続けることができます。
近隣トラブルを防ぐための配慮
フェンス設置工事は自分の敷地内とはいえ、隣家との境界に関わるため近隣への配慮は欠かせません。まず工事を始める前にお隣には一声かけて、フェンスを建てる旨を挨拶・説明しておきましょう。
「どんな種類のフェンスをどの位置に設置する予定か」を事前に伝えておくだけでも、後々のトラブル予防になります。勝手に進めてしまうと「知らないうちに高い塀ができていた」と相手を驚かせ、関係悪化につながりかねません。
次に、境界線の確認も重要です。実際の土地の境界が曖昧なままだと、「フェンスがウチの敷地にはみ出している」といった揉め事の原因になります。境界付近には境界標が設置されているはずなので、隣地の方と一緒にその位置を確認し、「フェンスの支柱は自分の敷地内に収める」など取り決めておくと安心です。
さらに、フェンスによって隣家の日当たりや風通しが極端に悪くならないかも気を配りましょう。高さ2m近い目隠しフェンスを建てると、場合によってはお隣の敷地に影が落ちたり風の流れを遮ったりしてしまうことがあります。特に窓付近にフェンスを設置する際は、お互いの生活環境に影響が出ないよう位置や高さを工夫してください。
こうした点を踏まえ、事前のコミュニケーションと配慮が近隣トラブルを避ける鍵となります。目隠しフェンスはお互いのプライバシー保護にも役立つものなので、しっかり説明すれば理解を得られるケースがほとんどです。気持ちよく工事を進め、設置後も良好なご近所付き合いを続けられるようにしましょう。
設置位置と法規制の確認
目隠しフェンスを設置する際には、法律や条例上の規制にも注意が必要です。フェンスの高さは自由に決められるわけではなく、建築基準法や道路交通法、各自治体の景観条例などで一定の制限が設けられている場合があります。事前に確認して違反のない計画を立てましょう。
代表的な規制としては、ブロック塀+フェンスの高さ制限があります。一般的には、敷地境界にブロック塀を築いてその上にフェンスを乗せる場合、ブロック部分とフェンスを合わせた高さは2.2m以内にしなければなりません。
これは多くの自治体でこの数値が上限とされています。もしそれ以上の高さが必要な場合、独立基礎でフェンスを建てることで2.2m超えも可能ですが、自治体によって許可される上限が異なります。安全性の観点からも、2m前後までを一つの目安にしておくと良いでしょう。
また、道路からの距離による高さ規制にも注意です。道路に面した場所にフェンスを建てる場合、道路際ぎりぎりだと交通の視界を妨げないよう高さ制限が設けられることがあります。
一般的には道路から1.5m以内の位置にあるフェンスは高さ1.2m以下でなければならないケースもあり、1.5m以上離れていれば2m程度まで認められることが多いようです。角地で見通し線が関係する場合など、道路交通法に基づく規制が適用されるので、該当しそうな場合は役所に確認しましょう。
さらに、景観地区や分譲地の規約などで、フェンスの色や素材、高さについて独自のルールが定められていることもあります。例えば「道路側には生け垣以外不可」「高さ〇m以上は禁止」といった規定です。知らずに違反すると後から撤去を求められることもありますので、地域の条例や管理規約を事前によく確認してください。
メンテナンスのコツ
アルミ製の目隠しフェンスは基本的にメンテナンスフリーとはいえ、長く使えば汚れも付くものです。適切なお手入れをすれば、美しい状態で末永くお庭を守ってくれます。最後に、目隠しフェンスを設置した後のお手入れのコツを押さえておきましょう。
まず、定期的な清掃を行います。年に1~2回を目安にフェンス全体を掃除しましょう。ホコリや泥が軽いうちであれば、水をかけて柔らかい布やスポンジで拭くだけで簡単に落とせます。落ちにくい汚れは中性洗剤を薄めたもので優しく拭き取り、洗剤が残らないようしっかり水ですすぎ、乾拭きして完了です。金属ブラシやクレンザーなど硬いものを使うと表面を傷つける恐れがあるので注意してください。
次に、金具・部品の点検です。フェンス本体はアルミで錆びにくいですが、支柱の固定金具やビスなど一部スチール製の部品が使われていることがあります。年に一度程度はそれらを点検し、サビや緩みがないか確認しましょう。もし軽微なサビが見つかったら、ワイヤーブラシやサンドペーパーで軽く落とし、防錆スプレーを塗布して進行を防ぎます。
最後に、傷の補修です。アルミフェンスは塗装仕上げや樹脂シート仕上げが多いため、強く擦ると傷が付くことがあります。小さな傷で下地が見えない程度なら問題ありませんが、目立つ傷の場合はメーカー純正のタッチアップ材などで補修すると良いでしょう。また、フェンス周りにツタなどの植物を絡ませている場合は、伸びすぎてフェンスを締め付けないように適度に剪定し、落ち葉などが溜まらないよう定期的に掃除することも大切です。
まとめ: 庭に目隠しフェンスを設置することで、プライバシーが守られ安心感が生まれるだけでなく、防風・防音効果やデザインアップなど様々なメリットが得られます。
一方で風通しや圧迫感とのバランスを考えた製品選び、近隣への配慮や法規制の確認も重要です。【LIXILのアルミフェンス】なら耐久性が高く木調デザインも充実しているので、お庭にぴったりの目隠しフェンスがきっと見つかるでしょう。
ぜひ本記事のポイントを参考に、快適でおしゃれなお庭づくりに役立ててくださいね。もし迷ったときはプロの施工業者にも相談しながら、安全で素敵なフェンスを設置しましょう。あなたのお庭がさらに魅力的なプライベート空間になることを願っています。