サンルーム(テラス囲い)の増築をお考えの方へ、こんにちは!コウケンNETです。
この記事では LIXIL(リクシル)のサンルーム製品 を販売施工する担当者の視点から、サンルーム増築のポイントをわかりやすく解説します。
特に最新モデルである 「ガーデンルームGF」 をメインに、その魅力や価格感、施工方法などを丁寧にご紹介します。
また、テラス囲い「サニージュ」や他のガーデンルーム(ココマ、ジーマ、暖蘭物語)との違いについても比較し、それぞれの選び方のポイントをお伝えします。
サンルーム増築を成功させ、ご自宅で快適なガーデンライフを実現するためのヒントにしていただければ幸いです。
- ガーデンルームGFを中心としたサンルーム増築の特徴と魅力
- 増築費用の目安と費用対効果の考え方
- サニージュ・ココマ・ジーマ・暖蘭物語との具体的な違い
- 自宅に合うサンルームを選ぶ判断基準と相談・見積もりの流れ
サンルームの増築にLIXILガーデンルームGFがおすすめな理由
- ガーデンルームGFとはどんな商品?
- ガーデンルームGFの主な特徴・魅力
- ガーデンルームGFの価格帯・費用感
- ガーデンルームGFで広がる暮らしのシーン
- メーカー施工で安心!ガーデンルームGFの施工と保証
ガーデンルームGFとはどんな商品?
「サンルームの増築」を検討する際にぜひ知っていただきたいのが、LIXILのガーデンルームシリーズ最新モデル 「ガーデンルームGF」 です。
ガーデンルームGFは、おうちのリビングの快適さと屋外の開放感を両立できるサンルーム(ガーデンルーム)。2020年のグッドデザイン賞も受賞しており、そのデザイン性と機能性が高く評価されています。

従来のガーデンルーム(例えばココマやジーマなど)よりも価格を抑えつつ、使い方や仕様をライフスタイルに合わせて選べる柔軟さが特徴です。お子様からご年配の方まで家族それぞれが思い思いに過ごせる、お庭と室内をつなぐ新しい空間として注目されています。
ガーデンルームGFの主な特徴・魅力
ガーデンルームGFには、LIXILならではの魅力的な機能や特徴が盛り込まれています。
まず 折戸(アコーディオン式の全面開口) や 腰壁 といった人気の高い開口スタイルを選択可能で、視界を開放したり足元の目隠しをしたりと柔軟に設計できます。

さらにフレームには木目調のラッピング(化粧材)オプションがあり、アルミ素材でありながら温かみのある高級感のある見た目に仕上げることができます。
オプションも豊富に用意されており、網戸や日除け、カーテンレールといった設備を追加してより快適な空間にカスタマイズできます。
DIYでのアレンジにも対応しており、内部の所定の箇所に棚やカウンターを後付けでネジ止めすることも可能。観葉植物を飾る棚を設置したり、お茶を楽しむカウンターを作ったりと、自分好みの使い方に合わせて手を加えられるのも魅力です。
ガーデンルームGFの価格帯・費用感
実際にサンルームを増築するにあたって気になるのが費用です。
ガーデンルームGFは高品質なガーデンルームでありながら、LIXILのガーデンルーム製品の中で最も手頃な価格帯に設定されています。

具体的な価格はサイズや仕様、オプションによって変動しますが、標準的なサイズ(間口約3.6m×奥行き1.8m程度)で基本的な仕様の場合、工事費込みで概ね 90〜100万円前後 になることが多いです。
これは同じサイズで比較した場合、最上位モデルのジーマ(約110万円)やデザイン性に優れたココマ(約100万円)よりも低価格で、テラス囲いのサニージュ(約60万円)よりは高価という位置づけです。
費用対効果(コストパフォーマンス)に優れた製品で、折戸や腰壁といった機能を備えつつこの価格帯を実現している点は非常に魅力的。「憧れのサンルームをできるだけ予算内で実現したい」という方にとって有力な選択肢となるでしょう。
ガーデンルームGFで広がる暮らしのシーン
ガーデンルームGFを増築すると、おうちでの過ごし方にどんな変化が生まれるでしょうか?
その魅力は単なる「洗濯物干し場」に留まらず、日々の暮らしを豊かに彩る多目的空間として活躍する点にあります。
たとえば、ティータイムや読書を楽しむサンルームとして使えば、心地よい日差しの中でリビングとは一味違うくつろぎ時間が得られます。雨の日でもお庭の景色を眺めながら過ごせ、まるで自然の中にいるような開放感を味わえます。
また趣味のスペースとしても最適です。ガーデニングがお好きな方なら苗を育てる温室替わりにしたり、手芸や絵画のアトリエとして活用することもできます。お子様の遊び場やペットのサンルームとして使用すれば、天候を気にせず伸び伸びと遊ばせてあげられるでしょう。
折戸を開放すればウッドデッキと一体化したアウトドアリビングにもなり、週末に家族でバーベキューを楽しむといった使い方もできます。ガーデンルームGFが一つ加わるだけで、毎日の暮らしのシーンが格段に広がり、家族の団らんや趣味の時間がより充実するはずです。
メーカー施工で安心!ガーデンルームGFの施工と保証
大がかりなサンルーム増築工事となると、「ちゃんと施工してもらえるか」「あとで不具合が起きないか」と不安に思う方もいるでしょう。
その点、LIXILガーデンルームGFなら メーカー責任施工 にも対応しており、施工品質について安心感があります。経験豊富な正規施工店がメーカーの基準に沿って工事を行うため、細部までしっかりとした施工が期待できます。
さらに、メーカー保証も充実しています。LIXILの商品保証は通常2年ですが、販売店によっては独自に保証期間を延長し 最長10年の長期保証 を提供しているケースもあります。施工後もし何か不具合や気になる点があれば、すぐに点検や修理対応してもらえる体制が整っているのは大きな安心材料です。
サンルーム増築におけるLIXIL製品の比較と選び方
- テラス囲い『サニージュ』 – 実用性重視の手頃なサンルーム
- ガーデンルーム『ココマ』 – カフェのような優雅な空間
- ガーデンルーム『ジーマ』 – 開放感重視のハイエンドモデル
- ガーデンルーム『暖蘭物語』 – 優雅で重厚なクラシック空間
- あなたにピッタリのサンルーム増築を選ぶポイント
まず、LIXILのサンルーム関連製品(テラス囲い・ガーデンルーム)の主なラインナップを表で整理してみましょう。それぞれの 特徴 や 価格帯、おすすめポイント の比較です。
製品名 | 特徴・開口部 | 価格帯(目安) | おすすめポイント |
---|---|---|---|
サニージュ | テラス囲い(簡易サンルーム)。引き違い窓で実用性重視 | 約50〜70万円 | 雨風を防ぐ物干し場に最適。低コストで導入可能 |
ガーデンルームGF | ガーデンルーム入門モデル。折戸や腰壁対応で自由度高い | 約90〜100万円 | 折戸採用で開放的。木調デザインも可能でコスパ◎ |
ココマ | デザイン重視のガーデンルーム。正面FIX+側面折戸 | 約100万円 | カフェのようなおしゃれ空間。腰壁も組み合わせ優雅な雰囲気 |
ジーマ | ハイエンドガーデンルーム。全面折戸でフルオープン可 | 約110万円 | オープンエア感抜群。内天井オプションで居室感も向上 |
暖蘭物語 | クラシック調ガーデンルーム。装飾折戸+腰壁 | 約120万円 | 重厚で優美な空間。伝統的デザインで非日常を演出 |
テラス囲い『サニージュ』 – 実用性重視の手頃なサンルーム
サニージュはLIXILが提供するテラス囲い(簡易サンルーム)で、「毎日の洗濯物干し場が欲しい」「なるべく費用を抑えたい」という方に人気の製品です。

屋根と側面でベランダやテラスを囲い込む形で設置し、雨や風から洗濯物やお庭を守ってくれます。開口部は引き違い戸(スライド式の窓)が主流で、網戸を付けて風を取り込みやすい構造になっており、天候や季節を問わず効率よく衣類を乾かせる工夫がなされています。
サニージュには屋根形状の違いでF型(フラット)とR型(アール屋根)のバリエーションがあり、お住まいのデザインに合わせて選べます。
価格も、間口や高さなど条件によりますが 50〜70万円台 から設置可能なことが多く、ガーデンルームシリーズと比べるとぐっと手頃です。
その分、デザイン性や構造の自由度はガーデンルームGFなどに比べシンプルですが、「とりあえず雨風をしのげるサンルームが欲しい」という実用本位の目的には十分応えてくれるでしょう。
ガーデンルーム『ココマ』 – カフェのような優雅な空間
ココマは、まるでおしゃれなカフェのような雰囲気を演出できると評判のガーデンルームです。屋根と前面の一体感あるデザインが美しく、正面には大きなFIX窓(はめ殺し窓)が採用されているのが特徴です。

高品質な腰壁を組み合わせることもでき、まるでサロンのような優雅さを自宅にプラスできます。バリエーションが業界最多クラスに豊富で、自分好みのスタイルにカスタマイズしやすいのも魅力です。
ココマは「おしゃれなサンルームが欲しい」「木調の温もりを感じたい」「腰壁のある重厚感が好き」という方にピッタリの製品です。価格帯はガーデンルームGFよりやや高めで、工事込みで 100万円前後〜 が目安となります。
正面がFIX窓のため全面オープンにはできませんが、左右側面は折戸で大きく開放できる仕様になっており、風通しも良好です。
ガーデンルーム『ジーマ』 – 開放感重視のハイエンドモデル
ジーマ(Zima)は、LIXILガーデンルームシリーズの中でも最高峰の開放感を誇るハイエンドモデルです。

最大の特徴は、前面と両側面の全てが折戸パネルになっており、三方向をフルオープンにできる 点です。心地よい季節には折戸をすべて開けば、まるで屋根付きのウッドデッキにいるような爽快な空間となり、室内にいながらお庭と一体化できます。
折戸を閉じればしっかりと囲われたサンルームとなり、天候を問わず快適に過ごせます。このフルオープン構造はジーマならではで、「開放感をとことん追求したい」という方に支持されています。
また、ジーマはオプションで 内部天井パネル(内天井)を付けることもでき、折戸を閉めた状態では内部から見上げた景観が普通の部屋のようにスマートになる工夫もあります。デザインも直線的でスタイリッシュなため、現代的な住宅にも調和します。
価格帯はシリーズで最も高く、施工費込みで 110万円以上 になることが一般的です。高価ではありますが、「まるでリゾートのような非日常空間を自宅に作りたい」「妥協なく最高のサンルームが欲しい」という方にはジーマが最適な選択肢となるでしょう。
ガーデンルーム『暖蘭物語』 – 優雅で重厚なクラシック空間
暖蘭物語(だんらんものがたり)は、その名の通り暖かな憩いの物語を紡ぐような、クラシカルで重厚感あるガーデンルームです。

三方を彩る装飾付きの折戸パネルと、美しくデザインできる腰壁部分が特徴で、まさに 大人が愉しむための優雅な空間 といった趣きを持っています。腰壁にはお好みのタイルを貼ったり塗り壁仕上げにしたりと、建物と調和させたカスタマイズも可能で、一体感のある仕上がりになります。
洋館のサンルームや温室を思わせる雰囲気で、ガーデンルームというよりガラス張りのサロンに近いイメージかもしれません。
暖蘭物語は価格も最も高価なクラスで、他のモデルより施工費用がかさみやすい傾向です(目安として 120〜150万円程度 から)。それでも根強い人気があるのは、その唯一無二の世界観に魅了されるファンが多いからでしょう。
あなたにピッタリのサンルーム増築を選ぶポイント
ここまでLIXILのサンルーム増築に活用できる主要な製品をご紹介しました。それぞれ 価格帯 や 特徴、おすすめのポイント が異なりますので、最後に選び方のポイントを整理してみましょう。
- 予算重視・実用本位 なら:初期費用を抑えつつ洗濯物干し場など実用目的を満たしたい場合、テラス囲いの「サニージュ」が適しています。
- 趣味やくつろぎ重視・費用を抑えたい なら:ガーデンルームの心地よさを手頃な価格で実現できる「ガーデンルームGF」が最有力です。
- デザイン重視 なら:エレガントな雰囲気の「ココマ」がぴったりです。
- 開放感重視 なら:フルオープン可能な「ジーマ」が唯一の選択肢です。
- 雰囲気重視・最高級志向 なら:クラシカルな「暖蘭物語」がベストです。
どのサンルームも、それぞれの良さがあります。最終的な決定は、ご予算、お庭の広さ、ご自宅の外観、そして「サンルームをどう使いたいか」という目的によって変わってきます。
「自分にはどれが合うだろう?」と迷われたら、ぜひ専門のスタッフに相談してみてください。LIXIL製品に精通した当社スタッフが、理想のガーデンルーム増築プランをご提案いたします。
お問い合わせやお見積もりのご依頼 もお気軽にどうぞ。憧れのサンルーム増築を実現して、ご自宅で快適なガーデンライフを満喫してください!
サンルーム増築のまとめ
この記事のまとめです。
- ガーデンルームGFはリビングと庭をつなぐ最新サンルームである
- 折戸と腰壁を選べるため開放感と目隠しの両立が可能だ
- 木目調ラッピングで高級感を演出できるデザイン性が特徴だ
- 価格帯は工事込みおよそ90〜100万円でコストパフォーマンスが高い
- DIY対応のネジ止めポイントがあり棚やカウンターを後付けできる
- メーカー責任施工で品質と納まりに安心感がある
- 保証は最長10年まで延長可能で長期使用にも対応する
- ティータイムや読書空間として年間通して快適に使える
- ガーデニングや趣味のアトリエとして多用途に活用できる
- 折戸全開でウッドデッキと一体化しアウトドアリビングになる
- テラス囲いサニージュは低価格で物干し場向きの実用モデルだ
- ココマはFIX窓と腰壁でカフェのような優雅な空間を演出する
- ジーマは三方向フルオープンで最大級の開放感を得られる
- 暖蘭物語はクラシカルデザインと重厚な腰壁で非日常を創出する
- 迷ったら用途・予算・デザイン重視度で最適モデルを選び問い合わせるべきだ