ウッドデッキを検討しているなら、リクシルの人工木デッキは見逃せない選択肢です。
天然木のような風合いを持ちながら、耐久性やメンテナンス性に優れており、長く快適に使えることで人気があります。
この記事では、リクシルのウッドデッキの特徴や種類、選び方、費用の目安まで詳しく解説します。自宅の庭やテラスに理想のウッドデッキを設置したい方に向けて、選ぶ際のポイントや活用方法もまとめました。
ぜひ最後までチェックして、自分にぴったりのウッドデッキを見つけてください。
- リクシルのウッドデッキの種類と特徴
- 天然木と人工木の違いやメリット・デメリット
- ウッドデッキの費用相場や施工方法
- メンテナンス方法や長く使うためのポイント
リクシルのウッドデッキの特徴
人工木デッキの基本構造と素材
人工木デッキは、天然木の風合いを持ちながら耐久性に優れた現代的な選択肢です。その基本構造は、主に床板、大引、束柱から成り立っています。
床板は、歩行面となる部分で、人工木材で作られています。この人工木材は、木粉と樹脂を混ぜ合わせて作られており、リクシルの場合は100%リサイクル素材を使用しているんです。面白いことに、複数の色の樹脂を混ぜることで、天然木のような自然な色むらを再現しているんですよ。
その下にある大引は、床板を支える横方向の部材です。リクシルの人工木デッキの特徴として、この大引の間隔を最大90cmまで広げられるんです。これにより、使用する部材の数が減り、施工時間の短縮にもつながります。
そして、大引を支えているのが束柱です。これは地面から立ち上がる縦方向の部材で、デッキ全体の高さを決める重要な役割を果たしています。
素材面では、天然木のような質感を再現しつつ、耐候性や耐久性を高めています。
天然木との比較メリット・デメリット
リクシルの人工木デッキのメリットを見ていきましょう。
まず、メンテナンスの手間がほとんどかからないのが大きな特徴です。天然木だと年1回は防腐剤を塗ったり、表面のささくれを直したりする必要がありますが、人工木なら定期的な水洗いだけでOKなんです。
耐久性も人工木の強みです。腐ったり、シロアリに食べられたりする心配がないので、15年以上安心して使えます。天然木の場合、特にソフトウッドは5年程度で劣化が目立ってきてしまうことも。
色の選択肢が豊富なのも魅力的です。天然木は木材本来の色に限られますが、人工木なら住宅の外観に合わせて好みの色を選べます。
一方で、デメリットもしっかり理解しておく必要があります。最大の弱点は、夏場の熱さです。人工木は熱を溜め込みやすい性質があるので、真夏の日差しが強い時間帯は素足で歩くのが難しくなることも。
また、天然木特有の温かみのある質感や木目の美しさは、人工木では完全には再現できません。経年変化で味わいが増していく天然木の魅力は、人工木にはない特徴といえるでしょう。
初期費用は人工木の方が高めですが、メンテナンス費用がほとんどかからないので、10年以上使う予定なら、実は人工木の方が経済的なんです。ライフスタイルや予算に合わせて、それぞれの特徴を踏まえた選択をしてみてください。
リクシルのウッドデッキの種類
デッキDC(商品解説)
リクシルのデッキDCは、天然木の良さと人工木の利点を組み合わせた画期的なウッドデッキなんです。
特に注目したいのが、夏場の熱さを大幅に軽減できる独自の構造。一般的な人工木デッキと比べて、表面温度が約4℃も低く抑えられるので、真夏でも素足で歩きやすいんですよ。
サイズは、間口が1.5間から5.0間まで、出幅は3尺から15尺まで豊富に用意されています。カラーは「クリエラスクR」と「クリエモカR」の2色展開で、どちらも天然木のような風合いを楽しめます。
メンテナンス面でもうれしい特徴がたくさん。腐食やシロアリの心配がなく、ささくれも出にくいので、お子さまやペットがいるご家庭でも安心して使えます。普段のお手入れも水洗いだけでOKなので、とても楽ちんです。
環境面への配慮も忘れていません。製品の基材には100%リサイクル材を使用。さらに、表面層に樹脂分を多く配合することで、天然木より色あせも穏やかなんです。
オプションも充実していて、ステップやフェンス、照明などを組み合わせることで、より使いやすい空間を作れます。例えば、ステップを付ければ庭への出入りがスムーズになり、フェンスを設置すれば目隠しや安全対策にもなります。
このように、デッキDCは見た目の美しさだけでなく、使い勝手の良さや耐久性、環境への配慮まで、すべてにおいてバランスの取れた最新のウッドデッキです。
デッキDS(商品解説)
リクシルのデッキDSは、人工木でありながら天然木の風合いを追求した高級ウッドデッキです。
特に注目したいのが「極みヴィンテージ仕上げ」と呼ばれる独自の製法。複数の色の樹脂を練り込んで作られた床板は、まるで長年使い込んだ天然木のような深い味わいを感じられます。
カラーバリエーションは、落ち着いた雰囲気の「ダークステインウッド」、ナチュラルな「ブラウンステインウッド」、モダンな印象の「グレーステインウッド」の3色。それぞれの色味に濃淡があるので、同じ色でも一枚一枚表情が異なります。
メンテナンス面でもうれしい特徴がたくさん。普段のお手入れは水洗いだけでOKで、万が一キズがついても、ナイロン不織布で簡単に補修できます。腐食やシロアリの心配もないので、長く安心して使えます。
デザイン面でも細部までこだわりが。従来の人工木デッキでよく使われていた樹脂キャップを使わず、木材同士を組み合わせる「木組み」という手法を採用。これにより、より本物の木のデッキらしい仕上がりを実現しています。
オプションも充実していて、アルミ製のモダンなフェンスや照明などを組み合わせることで、より使いやすく、おしゃれな空間を作ることができます。
樹ら楽ステージ木彫(商品解説)
樹ら楽ステージ木彫は、リクシルが誇るスタンダードな「樹ら楽ステージ」の上位モデルで、天然木の風合いにとことんこだわった商品なんです。
一番の特徴は、デッキ表面に施された特殊な溝加工。左右非対称の溝と繊細な色むらによって、まるで本物の木材のような自然な表情を作り出しています。
カラーバリエーションは4色展開。シルバーグレーR、クリエラスクR、クリエモカR、クリエダークRから選べます。それぞれの色味に微妙な濃淡があるので、同じ色でも一枚一枚表情が違って見えるんですよ。
メンテナンス面でもうれしい特徴がたくさん。普段のお手入れは水洗いだけでOKで、万が一キズがついても、サンドペーパーで簡単に補修できます。ささくれの心配もないので、お子さまやペットがいるご家庭でも安心して使えます。
設置場所の自由度も高く、標準的なデッキはもちろん、多段デッキやスロープなど、さまざまなプランに対応可能。フェンスや照明などのオプションも充実しているので、理想のお庭づくりを実現できます。
経年変化も魅力的で、設置初期には天然木のような色の変化が見られますが、時間とともに落ち着いていきます。長く使えば使うほど、味わい深い空間になっていくんです。
樹ら楽ステージ(商品解説)
リクシルの人工木デッキの定番商品、樹ら楽ステージ(きららステージ)をご紹介します。このデッキの最大の特徴は、メンテナンスのしやすさと豊富なカラーバリエーション。全5色のラインナップがあり、ペールウッド、ライトウッド、ミディアムウッド、ダークウッド、グレーウッドから選べます。
特に嬉しいのが、夏場の暑さ対策。床板には太陽光を反射する特殊な顔料を使っているので、表面温度が従来品より約10℃も低く抑えられるんです。特にペールウッド、ライトウッド、ミディアムウッドの3色は熱くなりにくい特徴があります。
デザイン面でも工夫が。床板の下に見える束柱を隠せる「幕板」というパーツがあり、見た目もすっきり。他の商品にも幕板は付いていますが、樹ら楽ステージは曲線を描くような設計もできるので、お庭に合わせて自由なデザインが可能です。
カラーやオプション品など、最も多く選択できる、リクシルのスタンダードな人工木デッキです。
レストステージ(商品解説)
リクシルのレストステージは、手頃な価格で高品質な人工木デッキを実現した商品なんです。天然木のような温かみのある質感を持ちながら、メンテナンスの手間を大幅に減らせるのが特徴です。
カラーは3色展開で、クリエラスクA、クリエモカA、クリエダークAから選べます。これらは他のリクシル製品とも相性が良いので、玄関まわりやアプローチなどと統一感のある空間づくりができるんですよ。
設置可能な高さは最大900mmまでで、標準的な住宅からマンションのベランダまで、幅広い場所に対応できます。また、フェンスや手すり、ステップなどのオプションも充実しているので、暮らしに合わせてカスタマイズできるのも魅力です。
ただし、夏場は表面が熱くなりやすいので、日中の素足での使用には注意が必要です。でも、価格とメンテナンス性のバランスを考えると、とてもおすすめできる商品なんですよ。
メンテナンス性と耐久性について
耐用年数と経年変化
リクシルの人工木デッキは、天然木と比べてとても長持ちするのが特徴です。一般的な使用で15年から20年以上使えるんですよ。天然木のウッドデッキだと、早いものは5年程度で劣化が始まってしまうことを考えると、かなり長持ちすると言えます。
経年変化については、天然木のような大きな色の変化はありません。ただし、長年使用していると、少しずつ色が褪せていくことはあります。でも、天然木のように灰色っぽくなったり、ささくれが出たりすることはないので、見た目の美しさを保ちやすいんです。
メンテナンス面でもうれしい特徴がたくさんあります。腐食やシロアリの心配がないのはもちろん、定期的な塗り替えも必要ありません。普段のお手入れは水洗いだけでOKなので、とても楽ちんです。
ただし、気を付けたいポイントもあります。夏場は表面が熱くなりやすいので、直射日光が強い時間帯は素足での使用を避けた方がいいでしょう。また、長年の使用で汚れが付着することもありますが、これは定期的な水洗いで防ぐことができます。
耐用年数を延ばすコツは、やはり日頃のお手入れです。落ち葉や砂埃をためないように定期的に掃除をする、雨上がりはしっかり乾かすなど、ちょっとした心がけで見た目も美しく、より長く使うことができますよ。
お手入れ方法と注意点
リクシルの人工木デッキは、定期的なお手入れで長く美しく使えます。基本的なお手入れ方法をご紹介しますね。
日常的なお手入れは、水やぬるま湯で濡らした布で拭き取るだけでOKです。特に砂やほこりは、デッキの溝に詰まりやすいので、歯ブラシなどを使って丁寧に取り除くといいですよ。
少し頑固な汚れの場合は、中性洗剤を薄めた液を使います。ただし、洗剤を使った後は必ずしっかり水洗いをして、洗剤が残らないようにしましょう。洗剤が残ってしまうと、変色の原因になることがあります。
お手入れの際の注意点として、金属製のブラシやスチールウールは絶対に使わないでください。表面に傷がついてしまいます。また、酸性やアルカリ性の強い洗剤も避けましょう。樹脂が溶けたり、表面が傷んだりする可能性があります。
ブラシでこする場合は、必ずデッキの長手方向に沿って優しくこすることを心がけてください。強くこすりすぎると、表面に傷がついてしまう可能性があります。
定期的なお手入れの目安は、少なくとも年に2~3回。特に海の近くや交通量の多い道路沿いにお住まいの方は、塩分や排気ガスの影響を受けやすいので、もう少し頻繁にお手入れすることをおすすめします。
設置場所と活用方法
庭やテラスでの基本的な使い方
リクシルのウッドデッキは、暮らしの中で様々な使い方ができる便利なスペースです。まずは基本的な活用方法をご紹介しますね。
一番ポピュラーな使い方は、屋外リビングとしての活用です。テーブルとチェアを置いて、朝食やランチを楽しむスペースにするのがおすすめ。特に春と秋は、心地よい風を感じながらくつろげる特等席になります。
洗濯物を干すスペースとしても重宝します。地面に比べて高い位置にあるので、土埃が付きにくく、花粉の影響も受けにくいんです。雨の日でも軒下に設置すれば、急な雨でも安心して干せます。
お子さまの遊び場としても活用できます。地面と違って土や砂で服が汚れる心配がないので、ままごとやブロック遊びなどを楽しむのに最適。ただし、夏場の日中は床面が熱くなるので、日よけを設置するなどの工夫が必要です。
ガーデニングスペースとしても使えます。プランターを置いて、ハーブや季節の花を育てれば、より豊かな空間に。水やりの際も、余分な水がデッキの隙間から自然に流れるので手間がかかりません。
ペットのいるご家庭では、わんちゃんの昼寝スポットとしても重宝します。地面より風通しが良く、夏場でも比較的涼しく過ごせます。ただし、爪で傷つけないよう、専用のマットを敷くことをおすすめします。
夜の使い方も素敵です。LEDライトやソーラーライトを設置すれば、ロマンチックな雰囲気に。夏の夜は、涼みながら星空観察を楽しむこともできますよ。
プライバシー確保のためのフェンス活用
リクシルのウッドデッキをより快適に使うために、フェンスの活用方法をご紹介します。
まず、フェンスの高さ選びが重要なポイントです。椅子に座ってくつろぐことが多い場合は1.2メートル程度で十分ですが、立った状態でもプライバシーを確保したい場合は1.8メートル以上がおすすめ。デッキの使い方に合わせて選んでみてください。
デザイン面では、完全な目隠しタイプと通気性のある格子タイプを使い分けると効果的です。例えば、道路に面した部分は目隠しタイプで、お庭側は風通しの良い格子タイプを選ぶといった組み合わせが人気です。
フェンスの設置位置も工夫のしどころ。デッキの端に直接設置する方法と、少し離して設置する方法があります。離して設置すると、その間に植栽を楽しむスペースが作れるので、より自然な目隠し効果が期待できますよ。
色選びも大切です。建物の外壁に合わせた色を選ぶと統一感が出ます。特に木目調のフェンスなら、ウッドデッキとの相性も抜群。落ち着いた雰囲気の空間を作れます。
照明やオプションパーツの組み合わせ
リクシルのウッドデッキは、照明やオプションパーツを組み合わせることで、より快適で魅力的な空間を作ることができます。
まず、照明についてご紹介しましょう。デッキフェンスの下部に取り付けられるLEDラインライトは、夜間の安全性を確保しながら、おしゃれな雰囲気を演出できます。また、床面に埋め込むタイプのLEDライトもあり、足元を優しく照らしてくれるので、夜のパーティーなどでも安心して過ごせます。
デッキの端部を美しく仕上げる幕板も人気のオプションです。束柱が見えないようカバーすることで、より高級感のある仕上がりになります。さらに、お子さまやペットがデッキの下に入り込むのを防ぐ効果もありますよ。
段差の解消には、ステップやスロープを活用できます。特にステップには手すりを取り付けることができ、お年寄りやお子さまの安全な昇り降りをサポートします。
収納スペースとしても活用できるんです。床下収納用の開閉式の蓋を設置すれば、普段使わないアウトドア用品などを収納できて便利です。キャスター付きなので開け閉めもラクラク。
シンボルツリーを植えたい場合は、専用のくり抜き枠を使えば、デッキの中に木を取り入れることもできます。自然と調和した、より魅力的な空間づくりが可能になりますよ。
施工と費用について
施工方法の種類と特徴
リクシルのウッドデッキの工事方法は、大きく2つに分かれます。
まずは地面がコンクリートの上にウッドデッキを設置する場合。
これは、コンクリートの上に直接束柱をビスで固定し、土台を作っていきます。
すでにコンクリートが敷かれている場合は費用がかからずに、強度が高く、雑草も生えない優れた工事方法です。
もう一つは地面が土や砂利の場合。
まずは地面に「束石(ピンコロ)」を埋めてしっかりと固定します。
この束石の上に束柱を固定して土台を作っていきます。
そのため、地面を掘ったり束石を固定する作業や、束石そのものの資材代も追加されます。
また雑草対策をする場合は、防草シートを敷いてからウッドデッキを取り付けることも多いので、その分費用と工事代は上がってしまいます。
実際には土の上に工事をすることのほうが多いです。
現状が土で、そこに土間コンクリートを打設してからウッドデッキを設置することもありますが、かなりの費用になってしまうので、そのままウッドデッキを取り付けすることのほうが多いですね。
概算費用の目安
リクシルのウッドデッキを検討されている方に、概算費用の目安をお伝えしますね。まず覚えておいていただきたいのが、ウッドデッキの価格は大きく分けて「本体価格」と「施工費」で構成されているということです。
本体価格は、一般的に1平方メートルあたり3万5千円から4万8千円くらいが相場です。例えば、4畳半程度の広さ(約7.5平方メートル)のウッドデッキを設置する場合、本体価格だけで26万円から36万円くらいになります。
ただし、これはあくまで目安で、選ぶ商品によって変わってきます。例えば、リクシルの人気商品「樹ら楽ステージ」なら、同じ広さで20万円台後半から30万円台前半くらいで収まることが多いですね。
施工費は地域や工事の難易度によって変わりますが、本体価格の30%から50%程度を見込んでおくといいでしょう。つまり、4畳半のウッドデッキなら、8万円から18万円くらいの施工費がかかる計算になります。
結局のところ、4畳半程度のウッドデッキを設置する場合、本体価格と施工費を合わせて、35万円から50万円くらいが全体の相場と言えるでしょう。
ただし、これはあくまで標準的な場合の話です。例えば、段差のある場所に設置したり、形状を複雑にしたりすると、当然費用は上がります。逆に、シンプルな形状で平らな場所なら、もう少し安く済むかもしれません。
最終的な費用は、現地調査をしてみないとわからない部分も多いので、気になる方は、ぜひ専門店に相談してみてくださいね。
工期と施工時の注意点
リクシルのウッドデッキ設置にかかる工期について、詳しくご説明しますね。
基本的な工期は、シンプルな形状のウッドデッキであれば1~2日で完了します。ただし、地面の状態によっては、事前の整地作業が必要になることもあります。特にコンクリート打設が必要な場合は、作業自体に1~2日、その後の養生期間に1週間ほどかかりますので、全体の工期を考えて計画を立てましょう。
施工時の注意点として、まず気を付けたいのが地面の水平出しです。この作業が不十分だと、完成後にデッキがガタつく原因になってしまいます。また、束柱の設置位置も重要で、正確な位置出しが必要です。
デッキの高さ調整も大切なポイント。掃き出し窓がある場合は、室内の床との段差を考慮して設計する必要があります。
床板の設置時は、必ず外壁との間に隙間を空けることを忘れないでください。人工木材は気温の変化で伸縮するため、適切な隙間を設けないと、後々反りや歪みの原因になってしまいます。
また、工事中は近隣への配慮も必要です。特に電動工具を使う作業は、音や振動が発生しますので、事前に工事の予定を伝えておくと安心です。
快適に使用するためのポイント
夏場の温度対策
リクシルのウッドデッキを夏も快適に使うための対策をご紹介しますね。
まず注目したいのが、デッキDCという商品です。この商品は独自の独立気泡構造を採用していて、一般的な人工木デッキより表面温度が約4℃低く抑えられるんです。素足で触れても熱さを感じにくい設計になっているので、お子さまやペットがいるご家庭におすすめです。
とはいえ、どんなウッドデッキでも直射日光を避けることが大切です。日よけ対策として、パラソルやタープの設置がおすすめ。特にタープは広い範囲をカバーできて、紫外線対策にもなります。設置の際は、風で飛ばされないようにしっかり固定するのがポイントですよ。
オーニングも効果的な選択肢です。電動タイプなら、スイッチ一つで簡単に出し入れができて便利。小雨程度なら、そのまま使えるのも魅力です。
もう一つの対策は、水をまくことです。朝晩の水やりで表面温度を下げることができます。ただし、水はけをよくするために、デッキの隙間に落ち葉やゴミが詰まっていないか定期的にチェックしましょう。
それでも暑い日中は、スリッパやサンダルの着用をおすすめします。特に真夏の14時前後は最も温度が上がる時間帯なので、この時間帯の利用は避けるか、必ず履物を使用するようにしましょう。
雨や雪への対応方法
リクシルのウッドデッキを雨や雪から守るためのポイントをご紹介しますね。
まず雨対策として、日頃からこまめな水切りを心がけましょう。雨が降った後は、デッキの表面に水が溜まらないよう、デッキブラシやモップで軽く拭き取るだけでOK。特に継ぎ目の部分は水が溜まりやすいので、しっかり確認してくださいね。
雪対策は地域によって変わってきます。積雪が少ない地域なら、雪かきさえすれば問題ありません。ただし、金属製のスコップは表面を傷つける原因になるので、必ずプラスチック製のスコップを使いましょう。
積雪が多い地域では、雪が積もる前の対策が重要です。デッキの上にブルーシートを敷いておくと、雪かきがグッと楽になります。ただし、ブルーシートは強風で飛ばされないよう、しっかり固定するのを忘れずに。
また、デッキの手すりと床の間に適度な隙間を設けておくと、雪かきの時に雪を落としやすくなります。手すりがある場合は、まず手すりの上の雪を落としてから、床面の雪かきを始めるのがコツです。
雪かきの際は、デッキの目地に沿って作業すると、スコップが引っかかりにくく作業がスムーズです。凍結している場合は、塩化カルシウムなどの融雪剤は使わないようにしましょう。表面が変色したり、劣化の原因になったりする可能性があります。
リクシルのウッドデッキの総括
この記事のまとめです。
- リクシルの人工木デッキは耐久性が高く15年以上使用できる
- 床板は100%リサイクル素材を使用し環境に配慮している
- 色むらや質感が天然木に近く見た目が美しい
- メンテナンスは水洗いのみで簡単にできる
- 夏場の熱さ対策として温度抑制機能がある商品も選べる
- デッキDCは表面温度を約4℃低減する独自構造を採用している
- デッキDSは「極みヴィンテージ仕上げ」で深い木の風合いを再現している
- 樹ら楽ステージ木彫は溝加工で自然な木目を表現している
- カラーバリエーションが豊富で住宅外観に合わせやすい
- フェンスや照明、ステップなどオプションが充実している
- 設置場所に応じて多段デッキやスロープ対応が可能
- 雑草対策として防草シートの併用が推奨されている
- 本体価格は1㎡あたり約3.5万~4.8万円が相場である
- 施工費は本体価格の30%~50%程度が目安となる
- 樹脂製なので腐食やシロアリ被害の心配がない