こんにちは、コウケンネットの池本です。
お庭を外として活用するより、サンルームを取り付けてリビングを延長したい!というお問い合わせをいただくことがあります。
- ペットの部屋にしたい
- 観葉植物を置きたい
- 簡易的な物置にしたい
などたくさんの用途に対応できますが、ご注意点もあるので解説します。
サンルームとテラス囲いとガーデンルーム
一般的にはこのようにガラスで囲われている商品をサンルームと呼ぶことが多いですが、厳密には違います。
この認識の違いで取り付けた後に後悔してしまうかもしれないので、まず言葉の定義を説明していきます。
サンルームとは
まずはサンルームという言葉ですが「住宅と同じように気密性・水密性が高い」という前提があります。
言い方を変えると、部屋と同じように過ごすことが出来ます。(直射日光が当たると温度は上がりますので、気密性・水密性が同じということで、内部の環境は部屋とは異なります)
住宅の建築時に大工さんがサンルームを建てることがありますが、既存の住宅に後付けするサンルームは、2023年現在少なくともLIXILにはありません(他の大手メーカーも調べましたが見つかりません)
・・・昔は後付けのサンルームもありましたら、販売収束しています。
現在はテラス囲いとガーデンルームで対応
「リビングを延長したい!」と考えるということは、新築中ではなく既築であることがほとんどだと思います。
後付けでサンルームのような商品を取り付けるとなると「テラス囲い」か「ガーデンルーム」という商品ジャンルになります。
デザインもたくさんありますし金額もピンキリなのですが、すべての商品においてサンルームのような気密性はありません。
つまり居室として使用することを想定していません。
ただ普通の雨で雨漏りがするのかと言えばそんなことはありません。商品はどんどん改良されていて性能もアップしています。
でも大雨や台風などの天候の時は、囲い内に雨水が侵入する可能性はあります。
この認識がないままリビングの延長として囲い商品を取り付けると「思っていたのと違った!」ということになりかねません。
テラス囲い「サニージュ」
リクシルのロングセラー商品のサニージュ。
囲い商品の中では最も金額が安く、コストパフォーマンスが高い商品です。
開口のユニットやオプションもたくさんの種類があり、様々な用途に使うことが出来ます。
ガーデンルームGF
2024年現在、リクシルの最新のガーデンルーム。
DIYを可能にするカスタム性の高いオプションや、人気の木目調デザインにすることもできます。
ガーデンルームの特徴である折戸を選択でき、開口が広いことも特徴です。
ココマ
リクシルのガーデンルームの中で最も人気があるココマ。
腰壁タイプやサイドスルータイプなどバリエーションが豊富なのが特徴です。
実際にココマの中で食事をしたことがありますが、気分がかなり上がります!
ジーマ
囲い部分をフルオープンできる唯一のガーデンルーム「ジーマ」
この開放感はジーマだけのものです。
最近では天井を取り付けることもでき、高級感をさらにアップさせることが出来ます。
リビングの延長にするときに注意点
テラス囲いやガーデンルーム(いわゆるサンルーム系商品)をリビングの延長にする際のご注意点をお伝えします。
床は固い素材がおすすめ
サンルーム系商品は床材を選択することが出来ます。
例えばテラス囲いのサニージュなら「塩ビデッキ」「フローリング」「人工木デッキ」から選択することが出来ます。
塩ビデッキはプラスチックですので、人が乗ると若干柔らかく感じます。
フローリングは人工木デッキはしっかりした質感をしています。
リビングの延長ということであればフローリングや人工木デッキが良いと思います。一番強度が高いのは人工木デッキですね。
フローリングのカラーの選択肢は1つですが、人工木だと3種類から選択することが出来ます。
でも人工木は床材の中では最も金額が高いという懸念点もあります。
目隠しを考えておく
リビングの延長なので、囲い内で過ごすこともあると思います。
近隣や道路状況にもよりますが、多くの場合目隠し効果があるオプションを選択しておいた方が囲い内を有効活用できます。
目隠しに有効なオプションですが
- カーテンレール
- 内部日除け
- スタイルシェード
などがメインどころですね。
また、マンションなどの高いところからの目線をカットしたい場合は
- 屋根材をマット調(すりガラス調)にする
- 天井材を取り付ける(機種により対応不可あり)
- 内部日除けを取り付ける
で対応することが出来ます。
サンルームは高額な商品ですので、取り付けた後に後悔しないように慎重に選んでくださいね!
ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください。
しつこい営業などしませんのでご安心ください。
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