こんにちは、コウケンネットの池本です。
自転車用の屋根のことをサイクルポートと言いますが「サイクルポートは意味がないから取り付けない方がいい」という声を聞くことがあります。
これまで全国にたくさんのサイクルポートを設置してきましたが、せっかく設置しても意味がなかったり後悔してしまうケースは残念ながらあると思います。
今回はサイクルポート設置で失敗してしまうケースを考えていきます。
サイクルポートの意味がなくなるケース①屋根が小さい
サイクルポートは規格品として以下のようにサイズが決まっています
- 長さ2.2m、2.9m、3.6m、4.3m、5.0m、(連棟してさらに延長可能)
- 横幅1.8m、2.1m
横幅に関しては最大で2.1mの設定なので、敷地に余裕があれば2.1mにした方がよいです。
1.8mでも自転車自体は入りますが、多くの自転車は1.8mくらいあるので屋根も1.8mだとぎりぎりになってしまいます。

長さに関しては2.2mだと3台くらいは入ると思いますが、これも敷地が許すようなら大きめに取っておいた方がいいです。
長さが長いと自転車を斜めに停めることもできて雨や日光からより守ることが出来るようになります。
サイクルポートの意味がなくなるケース②柱が高すぎる
サイクルポートの高さは「1.9m、2.5m、2.8m」から選択できます。
多くの場合は1.9mで設置します。サイクルポートは比較的屋根が小さくなりがちなので、柱を高くしてしまうと雨や日光から自転車が守れなくなってしまう可能性が高いからです。

上の図は高さ2.5mにした場合ですが、これほどの高さがあると屋根としての機能を果たさなくなります。
1.9mよりも高くしたい場合は2.5mの柱を現場でカットして高さを低くする(例えば2.0mなど)ことが必要です。
サイクルポートの商品紹介
サイクルポートはしっかり計画して取り付けすれば、満足できる仕上がりにすることができます。
商品を紹介していきますね。
■コストパフォーマンスが高い「ネスカFミニ」

■耐風圧強度が高いスタンダード「フーゴFミニ」

■かっこいい人気のアルミ屋根「カーポートSCミニ」

■3面囲んでしっかりガード「フーゴFパーク」

サイクルポート以外の商品で検討することもOK
サイクルポートという商品の中で選択するだけではなくて、カーポートやテラス屋根という商品で自転車用の屋根を作ることも数多くあります。
例えばカーポートにはの延長タイプがあります。奥行方向が5mのカーポートなら1.4mを延長させることが出来ます。

リクシルで最もコストパフォーマンスが高いカーポートのネスカ↓

敷地が狭い場合はサイクルポートではなくて外壁に固定するテラス屋根を取り付けると、外壁とのすき間はなくなりますし、柱もサイクルポートより細くて有効スペースが大きくとれます。

テラス屋根はエクステリア商品の中では比較的お安く取り付けすることが出来ます。
その中でもコスパが高いのはスピーネ↓

正直なところサイクルポートは商品選びやサイズ決定が難しい商品だと思います。
しつこい営業などしませんので、心配なことがあればお気軽にご相談ください。
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