サンルームのデメリットは?検討している方へポイント解説
サンルームといえば「くつろぎ空間」「雨や花粉対策」「洗濯物干し場」として活用など、使いみちはいろいろあります。メリットはたくさんありそうだけど、その分デメリットもあるんじゃないか?と心配になり、なかなか設置に踏み出せない方も多くいます。
そこで、サンルームのデメリットといわれている部分に、リクシルの商品がどれほど対応しているのかを、分かりやすく解説していきます。サンルームは、リフォームの定番でありながら大規模で高額な工事と思われることが多く、躊躇される方も多い商品です。しかし、洗濯物を干したり、ペットと過ごしたりといろいろな使い方ができるため、取り付けたお客さまの満足度は高いです。
サンルームとは実は3種類
「サンルーム」といっても、実は大きく3つの種類に分けられます。これら3つは、見た目はどれもサンルームっぽく見えるのですが、それぞれ商品開発のコンセプトが違うため、特長や性能も異なります。
サンルーム
「居住空間」として使用することを目的としているのが、この『サンルーム』です。気密性が高いことが特長で、台風などの強い雨風でも、隙間から水が入ってくる可能性が低い (※) のが、このサンルームです。リクシルにはこの商品はありません。(2018年6月に販売終了)
※100%の気密性を保証するものではありません。
テラス囲い(簡易サンルーム)
エクステリア商品のテラスという屋根を、ガラスで囲ったのが『テラス囲い』です。ここ数年、販売台数がとても伸びている大人気商品です。サンルームより気密性が落ちるので、強い雨風の際は雨水が入ってくる可能性があります。(普段の雨の強さで入ってくることは、ほとんどないのでご心配なく)
ガーデンラウンジ
サンルームとテラス囲いは、お家に取り付けるという発想ですが、「お庭の一部を囲う」という発想で生まれた商品が『ガーデンラウンジ』です。デザイン性・機能性に優れたものが多く、もっとも高額な商品です。気密性はサンルームよりも低くなります。
サンルームは価格が高い?
サンルームには気密性が高い、いわゆる本格サンルームと、気密性が低い簡易サンルーム(テラス囲い)があります。本格サンルームは「ルームトラス」という商品がありましたが、2018年6月に販売が終了しました。簡易サンルーム(テラス囲い)は「サニージュ」という商品があります。
※ガーデンラウンジというジャンルもありますが、今回は取り上げません。
簡易サンルームは、本格サンルームに比べ、安価に設置が可能です。
商品名 | サイズ | 概算金額 |
---|---|---|
サニージュ | 間口1.5間(約2.7m) 出幅6尺(約1.8m) |
約47万円 施工費込み |
※上記概算金額は、基本工事費のみ含まれています。オプションなどは含まれていません。
よく売れているのはテラス囲いのサニージュです。気密性が低いといっても、普通の雨なら雨水が入ってくることはありません。大雨や台風の時などは、雨水が侵入する可能性はあります。(本格サンルームといえども雨水侵入の可能性はゼロではありません)
夏は高温に?サンルームの室温コントール
日当たりのいい場所のサンルームの中は、高温になります。ただ、少しでも温度が上がらないように、換気や日差しをカットするオプションが用意されています。
換気はとても重要な役割
そもそもサンルーム内を熱くさせにくくする
サンルームは、直射日光が当たるので、どうしても高温になってしまいますが、屋根部分を工夫することで太陽の熱線をある程度カットすることができます。選択できる屋根材は「一般ポリカーボネート」「熱線吸収ポリカーボネート」「熱線吸収アクアポリカーボネート」の3種類があります。また、内部日除けのオプションもあります。
熱線吸収屋根材の注意点
熱線吸収機能がついている屋根材は一般ポリカよりも屋根下が涼しくなるのですが、現行の商品で注意することがあります。一般ポリカのカラーは3種類です。その中でもっとも熱線カット率が高いカラーは「クリアブルー」で熱線カット率は37%です。一方、熱線吸収ポリカーボネートのカラーは1種類「クリアマットS」で熱線カット率は36%です。…あれ?一般ポリカ「クリアブルー」のほうが熱線カット率が少し高いですね?
熱線吸収+汚れを落とす機能もついた、熱線吸収アクアポリカーボネートのカラーも1種類「クリアS」で熱線カット率は36%です。なぜこのようなことになっているかというと、屋根を明るくしながら熱線をカットするコンセプトだからです。
サンルーム内の暑さが気になる方は、「換気」「屋根材」「オプション」について十分ご検討くださいね。
メンテナンスが大変?
掃除という観点でいうと開口部のガラス以外に、屋根部分のお手入れがよく問題になります。基本は中性洗剤で掃除することが多いですが、出幅(家から外へ出る方向)が大きいとうまく汚れを落としたりするのが難しくなります。サニージュには熱線吸収アクアポリカという汚れを付着しにくくする機能を備えた屋根もあります。
それ以外には、屋根に積もった雪下ろしが問題です。サニージュは20cm、50cm、100cmまで耐えられる3種類のタイプがあります。積雪が多い地域は必然的にサニージュを選択する必要があります。
サンルームを設置したら家の保証は?
サンルームを取り付ける際、外壁をさわります。外壁の種類によっては穴を空けたりすると、お家の断熱性能を保つことができなくなるという理由で、お家自体の保証がなくなってしまう場合もあります。
家の保証については、建てた工務店やハウスメーカーに、直接ご確認していただく必要があります。一般的には家を建てた工務店が、サンルームも取り付ける場合は保証内になることが多いです。
実際に設置したお客さまの感想
コウケンネットでは、簡易サンルームの施工実績が多数あります。ここでは実際に当社で施工したお客さまの声を掲載しております。ここで掲載以外の施工実績もあります。
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新潟県 K様
NET担当者の対応が素晴らしく良く、好感が持てた。価格についても良心的にやって頂いた。
物干しが天候を気にせずできるようになったことは勿論だが、観葉植物にとっても最適な環境となった。家内が大満足しているし、私も満足です。 -
千葉県 S様
設置前は、芝生になっていたのですが冬になると無駄なスペースになっていました。設置後は、とにかく陽当たりが良く日中は子供達や愛犬の遊び場となっています(笑)完成した日から、近所の方や知り合いの方からも素敵なサンルーム?とよく言われます(照)無駄となっていたスペースが今では貴重なスペースとなり、とても満足ですし、幸せです。 -
香川県 O様
洗濯物がバンバン干せ、取り込むときも畳みながら、しかも子どもらの服はタンス置いてすぐにしまえて、すっごく便利です! 布団も干せるし、夜も関係なく干せます。 犬も喜んでます!
おすすめのサンルーム
私たちがおすすめするのは、断然コストパフォーマンスが高い簡易サンルームの「サニージュ」です。居住スペースとしては使えませんが、熱線吸収アクアポリカで夏の暑さをしのぎ、光触媒の力で汚れを落としやすくし、サニージュの屋根掃除の負担を軽減します。さらに耐積雪強度を選ぶことができて、積雪が多い地域にも対応できる万能商品です。